入院していた42日間。
いろんな思いが頭の中をいっぱいにした。
これまでの後悔やこれからのこと。
やりたいことや気づいたこと。
ふと思い出す子どもの頃の記憶。
日々生まれる感情。
長女への返信はとかく長文になり、これでは嫌だろうと思いながらも結果長文になってしまっていた。
寝付くまでの間と、朝方眠りが浅くなる頃思考がぐるぐる巡る。
夜中2時くらいによく目が覚めた。
目は瞑っていても、思いが思いを膨らませ、考えが考えを呼び、明け方まで止まらなくなることもしばしば。
外が明るくなるのを待って、洗顔、トイレ、体重測定を済ませてからノートに向かう。頭に浮かんだ思いや考えを書き写していくような感覚…あっという間に文字で埋まっていった。
全て出し切ると頭の中がスッキリ心地いい。
読み返すと、ぐるぐる巡っているのは割とポジティブな傾向である。
私の母はよくしゃべる。
本当によくしゃべる。
しゃべり出すと止まらない…マシンガントーク。
母は寝付きが悪く、ひとたび目が覚めるとなかなか寝付けないとよく言っていた。
やはり頭の中を思考がぐるぐる巡るらしい。
ふと思う。
母のアウトプットはしゃべること。
私のアウトプットは書くこと。
手段は違うけれど頭の中を空っぽにするという同じ目的。無意識に潜在的な欲求を満たしているのだろう。
父そっくりと言われた顔も、笑い声も母に似てきたと自分でも感じている。
しっかり遺伝子を受け継いだようだ。
ある日、仕事終わりの次女と待ち合わせをして買い物に出かけた。
目的地に着くと次女が一言…
「マシンガントークだね」
気づけばずっとしゃべっていたらしい。
遺伝子が発動していた!!
その日は在宅勤務でほとんど言葉を発していない。反動だろう、そんな私にとってしゃべることは必要な作業だったのだと思う。
「いっぱいになったら出す」
感情や知識、食べ物や持ち物も同じ。
心がいっぱいになったら
脳が疲れていると感じたら
胃腸で消化出来ていなかったら
クローゼットがパンパンだったら…
ネガティブなぐるぐる思考は手放す
取り込んだ情報は整理する
次の食事の時間に空腹を感じられる食事量をとる
不要なものは処分する
取り込んだものをどうするか整理整頓が必要。
受動的に取り込んだもの。
能動的に取り込むもの。
どうアウトプットするかを考えて取り込んでみたり…。
今日も思考が巡りそうである。
何れにしても「余白」があってこそ。
空きがなければ入るものも入らない。
心得:其の二一
入れたら出す、出したらいれる!の巻
心得:其の二十