suchanのブログ

ネフローゼ症候群になって

ご安全に!【私ができること】

入院中の話になるが、フィジカルはエビデンスに基づいた治療をしていただく一方、メンタルでは根拠のない自信を持って取り組んだことがある。

 

生活習慣を変えるべく、いつもと違うことをしようと心がけた。

 

生活面:とにかく丁寧に過ごしてみる

①洗面台を使用したら鏡や水滴などを拭きキレイに

②起床したら掛け布団をたたみシーツのよれを直す

③部屋の整理整頓

④トイレを清潔に保つ

⑤スリッパをそろえる

⑥挨拶をする

⑦食事を味わう

⑧シャワーは毎日

⑨空き時間の活用

⑩気づいたゴミは拾って捨てる

⑪就寝前はデジタルデトックス

⑫やろうと思ったことは後回しにせずすぐやる

 

小さなことかもしれないが、気持ちが安定するのが分かる。やらないと気持ち悪いとさえ感じる。やれない時は時間を変えて…それでも出来ないときはそういうこともあるとする。

 

そうしていくと、自分だけでなく周囲の変化を感じた。

いつもより丁寧に掃除をしてもらえたり、お願いしたことをすぐにやってもらえたりと関わってくれる方々がみなさんとてもよい対応をしてくださるのだ。

 

すぐ行動を起こすことで、しようと思ったことを忘れることがなくなる。やることをどんどんやっていくので時間に余裕が出来る。行動パターンが出来たことで、看護師さんたちとのタイミングが不思議と合っていくのが心地よかった。

 

私が患者としての役割を果たすことで、それぞれの役割のバランスが取れていったのだと思っている。

 

体調面:良さそうと思ったことを試してみる

①食後に脳を使う

②食後の体操

③採血前の水分補給&リラックス

④朝食後はトイレに行く

⑤服薬は前頭葉に言い聞かせてから

⑥シャワー後のマッサージ

⑦意識して呼吸をする

 

①②は血糖値対策。①の例は苦手な分野の読書。そもそも関心がないのだから頭に入ってこず、思考停止。棋士のようにいくつも先の手を考えなければ脳でエネルギーは消費されない…。②は継続することに意味があるとする。

 

カロリーの高いおかずや小さくても糖分の高いおやつは血糖値に多大な影響があることは確信できた。

 

③は大好きな漫画を読んでクスッと笑った後の採血の時、3本あっという間に採れたことがあった。

 

採血時、緊張するのはされる側だけでなくする側も同じこと。得意な人や経験の多い方は慣れているがそうでない方もいるわけで。

 

慣れていない方は針を刺すまでが長い、つまりは慎重にやってくれているということ。なら、私も出来ることをするまでだ。

 

リラックスする

水分をとる

肘は伸ばし深呼吸

これが採血する時に私がやれること。

 

⑤については、脳がすべてを決めるというような本を読んだことがきっかけ。脳腸相関という言葉もあるくらいだ。服薬時には前頭葉に訴えるべく頭に手を当て「まえがしら ようこさん」と呼びかけてから、「○○(効能)の薬を飲みます」と呟く。ネーミングした方が愛着が湧くし、何より効果が期待できそうである。

 

お通じのリズムをつけることに加えて、朝食後のトイレでも呼びかけた。

「出しますよ、まえがしら ようこさん!」

 

ネーミングしたものは他にもある。

 

ネフローゼ症候群は腎臓の疾患だ。

腎臓は二つある臓器。

まだ残っている機能を長く保つためと今まで酷使してきた分、たくさん労ってやらなければならない。

 

私は双子が欲しいと思っていたことがあった。

もしかしたらその夢が叶ったのかもしれない。

 

愛着を持って二人を労っていこう。

腎くん&Kidneyちゃん。

 

心得:其の十四

自分の役割を考えその責任を果たしましょうの巻