入院中実施した検査について
検査①『骨密度測定』
目的:治療薬による副作用があるので定期的に観察をしていく
検査②『上部消化管内視鏡』
目的:食道、胃、十二指腸等の観察
所謂胃カメラによる検査…ピロリ菌除去経験があるので人生2回目。
・喉の麻酔(ゼリー状のものを飲む)
・腸の動きを抑える筋肉注射
・口(または鼻)から内視鏡を挿入
・必要により鎮静剤(医師の判断による)
処置ベッドの枕元に大きな注射器が置いてあり、これが鎮静剤だと認識する。
子供の頃、小児ぜんそくがあった私は夜中咳き込むと両親に小児科に担ぎ込まれた。処置はブドウ糖の注射だったと記憶しているが、頑張ったご褒美にとプラスティック製のおもちゃの大きな注射器を行く度にもらった。半世紀も前の記憶が思い起こされるほど大きな鎮静剤用注射器だった。
検査が始まる。最難関が内視鏡を飲み込むこと。
「ゴックンしてください」…トライ。失敗。
再トライ…上手くいった。
看護師さんが肩に手を置く。
そう、コツは緊張しないことに尽きる。
緊張が大きくなったら鎮静剤を打つ判断をされてしまう。
出来れば打たれたくない…。
胃の中で何かがグルグル動いている感触…時折声をかけられる。
頷きながら、必死で平常心を保ち検査が終わるのを待つ。
モニターを見る余裕はなかった。
平均所要時間は10分から20分。
痛みはないが、普段味わわない感触と緊張感で検査が終わるとぐったり。Dr.から「問題ありません」と笑顔で告げられた。その温度差に苦笑する。
検査③『胸部レントゲン』
目的:胸水の確認
浮腫により胸に水が溜まっていることもある。
検査④『蓄尿』
目的:24時間分の尿から摂取食塩量の把握・摂取タンパク質量を推定する
入院中、尿はカップにとり量を確認し用紙に記入していた。蓄尿検査がある日は、蓄尿検査容器に溜めていく。うっかりトイレに流してしまったことがあり、リスタート。その後蓄尿検査の日は少し慎重になる。
検査⑤『眼科検診』
目的:治療薬による副作用があるので定期的に観察をしていく
眼底検査は瞳孔を開く作用のある点眼薬「散瞳薬」というものを点眼される。15分程すると瞳孔が開いてくるらしい。感覚としては視界がかすんでくるのが分かる。瞳孔が開いたことが確認されると医師の診察が始まる。
退院後は通院にて診察を受けているが、検査が終わって外に出ると、眩しくて目を開けていられないほどである。
※散瞳薬点眼後は自転車・バイク・自動車の運転は避ける。
心得:其の七
必要な検査は受けましょう!の巻