入院中実施した検査について
検査⑥『大腸内視鏡』
目的:大腸の観察
こちらは人生初。
最難関は前処置となる下剤を飲むこと。
腸管の内容物を排除し腸管内をきれいにするために飲む。
入院中だったので、看護師さんが溶解してくださり、飲むだけになっている。2ℓ、見た目だけでも相当の量。
最初の2,3杯目まではコップ一杯を10分~15分かけてゆっくり飲む。
いくつか種類があって味も違うようだが、私が服用したのは梅かリンゴか…甘酸っぱさを感じた。経験者からはスポーツドリンクの様だと聞いていたので、それではないと思う。
常温なのと、甘さでだんだん飲みにくくなってくる。
1ℓ飲んだところで、水500㎖を同様にゆっくり飲んでいく。
無味無臭の水にほっとする。
あと500㎖…2ℓまでいかずに終わりたい。
飲み終えた後、さらに水を250㎖。
検査前に看護師さんが排泄物を確認するとのことで、呼んでくださいと言われていた。トイレの回数は全7回。看護師さんからOKをもらう。この間も尿量チェックは継続。
消化器外科に向かう。
処置室で検査着になると、胃カメラでお世話になったDr.がいらした。初対面の方には緊張する方なので少し安心する。
「おならが出そうになったらしてください。」
検査中は、体勢を変えるように言われるのでその指示に従う。基本はあお向け、時折左側を下に横向きになったり足を組んだり…痛みはない。今回はモニターを見ていられた。こんな機会はめったにないこと…カスのようなものが浮いている。「便秘症ですか?」 ん!?
※排泄物が透明になったと感じてもまだ完全ではないかもしれない。
検査中は横になっているだけで負担はない。
先生は汗だくだった。大変なのは先生だ。
そんな中、先生が手を止めた。
赤くなっている部分が確認できる。それがポリープらしい。
切除することになった。ワイヤーのようなもので切除部分をつかむ。粘膜があるからか形状が平らだからか先生のご苦労が伝わる。そんな中おならが出そうな気配…ここは私も頑張らないとと密かに闘っていた。無事摘除。痛みはない。
検査終了。ポリープを取ったので車椅子で病室まで戻ることになった。人生初の車椅子。
大腸ポリープ切除後は、1週間程度は出血予防のため、運動・旅行・出張・飲酒を控え、消化のよい食事をとらなければならない。
腎生検後、筋力低下防止になればと軽いストレッチやスクワットをしていたが、まだ無理はしていけないということだろう。焦りは禁物だ。
※ポリープ切除部分に医療用の小さなクリップをかけて止血している。傷が治る前にそのクリップが外れてしまうと出血の可能性が高くなる。キウイやイチゴの種、ごまなどがクリップに引っかかってしまった実例もある。
大腸内視鏡検査を受けて、よい変化があった。
これまで便秘に苦しんだこともたくさんあったが、ポリープも切除し私の腸内は空っぽでよい状態である。このよい状態をキープしていたいという気持ちが芽生えたのである。
そのためにやったこと。
・利き手ではない方で食事をする(ゆっくり食べる)
・よく噛む(消化の負担を軽減)
・ベジファースト(血糖値対策)
・ご飯を冷ましてから食べる(レジスタントスターチ効果)
私にも満腹中枢あったよ。
心得:其の八
食事はよく噛んで食べましょう!の巻