人にはそれぞれ苦手な物がある
わたしの苦手は
ふくろう
風船
片栗粉
ふくろうの平面的な顔
それがぐるりと回るところがなんとも受け入れ難い
ある動物園で
ずらっと一列に並んだふくろう
その列が二段はあった
一斉にふくろうが振り向いたそのあまりにも異様な光景に
涙がでるほどの恐怖を覚えた
もう30年以上も前のこと
最近やっと慣れてきた感はあるが
不意にテレビにふくろうが映るたび目を背けてしまう
風船が苦手な理由は
いつ割れるか分からない恐怖感
パンパンに空気が入ったやーつは
一段と心拍数が上がるのである
大きな音が嫌なのだ
急に大きな声で話しかけられたり
予測できない時の大きな音に震えおののく
そして片栗粉はその感触
これが本当にムリ
キシキシというかキュッというか・・
考えただけでゾワゾワするが
残念ながらこれまで同じ思いを共有出来る人に出会えていない
新雪を踏む様な感じ?
ちょっと違うかな
会社の上司が売店で購入した大福をみんなに振る舞ってくれることがある
「おひとつどうぞ!」
「ありがとうございます、いただきます!!」
大福は大好物なのでとても嬉しいので有り難く戴く
個包になっていないものは気合いを入れて・・えいっ
緊張の一瞬
わたしにとっては命がけ
静電気が起こらないように
ガッとドアノブをつかみに行くような
でも相手は大福
絶妙な力加減を要する
手で触るのはキツいけど食べるのは平気なのだから自分でも不思議
手と唇の感覚は何が違うのだろう
・片栗粉 ・手触り ・苦手
このワードで検索してみた
「片栗粉恐怖症」の可能性とAIが答える
鳥肌が立つ
吐き気
心拍数の上昇
鳥肌は立つしドキドキもする
でも吐き気はない
食すのに問題なし
片栗粉恐怖症は珍しいとも記してあった
70種類の恐怖症紹介サイトを読んでいく
高所恐怖症
閉所恐怖症
先端恐怖症
対人恐怖症・・
よく聞く恐怖症である
集合体恐怖症
小さい物がいっぱいあるとちょっと怖いと感じることがあるなぁ
男性恐怖症
女性恐怖症
これも耳にする恐怖症だ
居ても不思議ではない恐怖症に
階段恐怖症
水恐怖症
電話恐怖症(電話は苦手だ)
体重増加恐怖症(確かに増えたら怖い)
などなど
次に珍しい恐怖症
幽霊恐怖症
ピエロ恐怖症(娘の友達にピエロを怖がる子がいたっけ)
風船恐怖症(わかるっ!)
死恐怖症・・
最後に本当にいるのか分からない恐怖症
片栗粉 ピーナツバター 換気扇 ボタン ニワトリ 道路横断・・
治療が必要かどうかは生活に支障があるかどうかと
日常的に苦痛を感じるかどうか
いろんな恐怖症があって
それぞれに困っている人がいるのだろう
恐怖症になるきっかけも
人によって様々な訳で
信じられなくても
受け入れられなくても
否定せず受け止めてあげよう
だって
私はそうして欲しいから
本当にいるのか分からない恐怖症にカテゴライズされた「片栗粉恐怖症」
ここにあり!!(予備軍)
心得:其の五九
そうして欲しかったら自分がそうしてみようの巻